珍事件が起こった。
日刊ゲンダイの勝羽記者のコラムで知った。
6月11日、水沢6R。
映像はこちら。
(このサイトのVODリストから同レースが見られます)
最後の直線で、
フジノフェアリー(牡11)が
横から並びかけてきた
マイアヴァロン(牡10)をガブっとかみついたのだ。
秒数にして1秒弱か?
それでも競馬の1秒(弱)は長く感じる。
競走馬が走るスピードは時速60kmとされている。
最後の直線だから馬も全力で走っているはずだ。
時速60kmで走りながらガブっとかむとは。
加害馬はかみつきながらも、スピードを緩めることなく走り続けた。
被害馬も、かみつかれたら、
「テメーイテージャねーか」と言ってひるんだり、
その場にうずくまってもよいのに、
かみつきをふりほどいて、ゴールまで走り続けた。
いや~、馬って器用な動物なのだな、と新発見したレースだった。
おそらくフジノフェアリーには
年長馬としての意地があったのではないか?
オレは11歳、
年下の10歳馬に負けるわけにはいかんのだよ、と。